エスコンフィールドの建設費は?負担は誰で回収はいつになるの?

エスコンフィールドの建設費は600億円かかっています。
北広島市にできた日本ハムファイターズの本拠地、エスコンフィールドは今すごい人気です。
建設前のマイナス予想を大きく裏切って、たくさんの人が来場して野球観戦やFビレッジを楽しんでいますね。

建設費(総工費)600億円はすごい金額です。
金額が大きすぎてピンときませんが、様々な仕掛けや工夫、最新装置が導入されているのでこの金額になっています。

エスコンフィールド建設費は日本ハムがメインで負担しています。
他には個人社債、電通や都市開発推進機構も出資しています。

また、エスコン建設費を回収できるのは、はっきりとした時期は発表されていませんが、予測で計算してみると22年程度になりました。

今年は日本ハムファイターズは強くて、大活躍をしています。
この勢いで進めばエスコンフィールド建設費回収も早まりそうですね。

そして、エスコンフィールド北海道では新駅建設の準備も始まっています。
2028年の開業を目指していて、新駅の建設費は90億円です。

ぜひ生のエスコンフィールドを見に行ってみてください。
エスコン内にあるタワーイレブンホテルに宿泊すれば、朝から晩まで球場を見て回ることが出来ます。
まずはチェックしてみてくださいね。

「エスコンフィールド」おすすめホテル3選
tower eleven hotel
北海道Fビレッジ内のエンターテイメントホテル。ご宿泊者様は天然モール温泉も利用可能/北広島駅よりシャトルバスにて9分。時刻表はFビレッジ公式サイトよりご確認ください。
コメント数 : 5
★の数(総合): 4.00
ホテルエミシア札幌
JR「新札幌駅」より徒歩3分!駐車場完備!地上115mの高さを誇る朝食会場からの絶景がお勧め/《JR》新札幌駅:徒歩3分 《地下鉄》新さっぽろ駅:徒歩1分 《車》札幌南IC・大谷地IC:約10分
コメント数 : 2536
★の数(総合): 4.37
新さっぽろアークシティホテル
新札幌駅(JR・地下鉄・バス)直結 ショッピングセンター・レストラン街もあり便利なコミュニティホテル/JR快速で新千歳空港より約28分、札幌駅まで約8分、地下鉄で大通駅まで19分
コメント数 : 2230
★の数(総合): 4.45
楽天ウェブサービスセンター

 

エスコンフィールドはFビレッジ内にある野球場です。
Fビレッジはまだ未完成で、現在は50%くらいの出来と言われています。
今後はホテルや病院が建設されていくことが決まっていますので、ますます人が集まってくることが期待できますね。

当初は北広島市にできてもアクセスが悪いから人が来ないだろうという予想でしたが、ふたを開けてみるとすごい数の人が来ています。

そんなエスコンフィールド、ぜひ一度行ってみてほしい場所です。

この記事では、エスコンフィールドの建設費はいくらなのか、負担をしているのは誰なのか、回収できるのはいつのなのか、新駅の建設費などをまとめてみました。

また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。

エスコンフィールドの建設費は?

エスコンフィールドの模型です

エスコンフィールドの建設費は600億円と発表されています。
これは日本の野球場の中では2番目に高い建築費になります(1番は福岡PayPayドーム)

エスコンフィールドの建設費が高い理由は、様々な要因がありますが、開閉式の屋根があるのが大きいです。
これに大きなお金がかかります。

また、球場内にはホテルや、大型スクリーンや最新の音響システム、たくさんの飲食店が入るスペースもあり、かなり費用を使っていることが分かります。

さらに選手のケガ防止のために硬い人工芝ではなく、足に優しい天然芝を取り入れているのも費用が高くなっている要因の1つです。

実際にエスコンに行ってみると、前の本拠地だった札幌ドームと比べると全然違っていることに驚きました。
様々なことが規格外と言うか、そんなところまで作り込んでいるんだ!という驚きです。

こういうことがやりたかったんだな、そしてやりたかったことが実現できたんだな、という印象です。

エスコンフィールドを作るにあたって、周辺の道路整備や電気、水道などのインフラ整備にもかなりお金がかかっています。
その金額は約200億円と言われており、インフラ整備の費用は北広島が負担しているようです。

エスコンフィールド北海道を設計したHKSとは?

エスコンフィールド北海道の設計はアメリカ・テキサス州に本社がある設計事務所「HKS」が担当しました。
NFLダラス・カウボーイズの本拠地であるAT&Tスタジアムや、リゾートホテルや大学などの設計を手掛けている会社です。

HKSは1939年設立の歴史ある設計事務所で、大胆で豊かな発想力があります。
実際にエスコンフィールドを見てみると、今までの野球場とは全然違う作りになっていることに驚かされます。

他の野球場の建設費ランキング

エスコンフィールド北海道以外の他の野球場の建設費も気になるところです。
以下のようになっています。

順位 球場名 開場 建設費 (億円) 設計者 施工者 特徴
1位 福岡PayPayドーム 1993年 760 竹中工務店、前田建設工業共同企業体 竹中工務店、前田建設工業共同企業体
世界2番目、日本初の開閉式屋根。チタン製で軽量化。
2位 エスコンフィールド北海道 2023年 600 大林組、HKS 大林組、岩田地崎建設
敷地面積5ha、観客エリアは地上4階まで。天然温泉やサウナ、子どもの遊び場など充実。
3位 京セラドーム大阪 1997年 498 日建設計(協力:竹中工務店、大林組、電通) 大阪ドーム建設共同企業体連合
天井部分が上下するスーパーリング。現在は固定。
4位 札幌ドーム 2001年 422 原広司、アトリエ・ファイ建築研究所、アトリエブンク 大成建設、竹中工務店、シャール・ボヴィス共同企業体
日本唯一の完全屋内天然芝サッカースタジアム。天然芝移動システムを採用。
5位 バンテリンドーム ナゴヤ 1997年 405 竹中工務店 竹中工務店、三菱重工業共同企業体
屋根中央部が二重ガラスで自然光を取り入れる。ドーム球場初の太陽光発電システム。
6位 東京ドーム 1988年 350 竹中工務店、日建設計 竹中工務店
日本初のドーム球場。空気の圧力差で屋根膜を支える空気膜構造。
7位 QVCマリンフィールド 1990年 133 富家建築事務所 大成建設、清水建設、西松建設、熊谷組、五洋建設
バックネット裏に海があり、風向風速を確認できる。
8位 ベルーナドーム 1979年 100 早稲田大学池原研究室、石山建一、鹿島建設 西武建設、鹿島建設
世界初の既存球場のドーム化。観客席部分に金属屋根。
9位 MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島 2009年 90 仙田満、金箱温春 五洋建設・増岡組・鴻治組JV
メジャーリーグ型のボールパーク。低コストで野球観戦を楽しめる。
10位 楽天生命パーク宮城 1950年 70 鹿島建設 鹿島建設
2004年の楽天の新規参入に伴い大規模改修。観覧車などボールパーク化を推進。
11位 横浜スタジアム 1978年 49 創和設計 清水建設など11社によるJV
日本初の多目的スタジアム。可動式の内野スタンドとマウンド。
12位 阪神甲子園球場 1924年 250万円 (約50億円) 野田誠三 大林組
全国高等学校野球選手権大会の聖地。収容人数は日本最大。
13位 明治神宮野球場 1926年 53万円 (約10億円) 小林政一 大倉土木
大学野球の聖地。再開発が進み、新たな野球場が建設予定。

 

エスコンフィールドの建設費を負担しているのは?

エスコンフィールドの建設費600億円を負担しているのは、誰なのでしょうか?

400億円は親会社の日本ハムが負担しています。
そのうち200億円は個人向け社債を発行して、用意しました。
資金調達手段として、個人投資家向けの無担保社債「北海道日本ハムファイターズボンド」を発行したんですね。

エスコンフィールドの建設費は個人向け社債も負担している

日本ハムはエスコンフィールド建設費調達の方法として、個人向け社債を販売しました。
初めての試みでしたが、やってみると大成功で「北海道日本ハムファイターズボンド」は、わずか50分で完売するほどの大人気。

ファイターズボンドはSBI証券で販売され、5年間で年0.37%の利子がつきます。
1口100万円からとなっています。

この社債発行の背景には、2022年の急激な金利上昇があります。
従来の機関投資家向けに債券を発行することが難しくなったため、日本ハムは新たな資金調達の手段として個人投資家に目を向けました。
野球場には多くのファンが訪れることから、ファンとの絆を深めながらエスコン建設費の資金調達ができるという点に着目したのです。

購入者には開幕戦がプレミアムエリアで観戦できるチケットのプレゼントがありました。

つまり、エスコンフィールドの建設費の3分の1は個人(投資家)が負担しているわけですね。

今回の個人向け社債がすごくうまくいったので、日本ハム側は「今後も機会があればやってみたい」とコメントしています。
新しい施設を作る時に、また社債が販売されるかもですね。

エスコンフィールドの建設費は電通と都市開発推進機構も負担

エスコンフィールドの建設費の残り200億円は電通、都市開発推進機構が負担しています。

エスコン建設費を負担している「電通」はエスコンフィールドに出資をしていて、ボールパークFビレッジの建設にも携わっています。

聞いたことがあるかもしれませんが「ボールパーク構想」というコンセプトがあり、その構想に基づいてFビレッジは建設されているんですね。
そのボールパーク構想をになっているのが電通です。

エスコンフィールドの株主出資比率は以下のようになっています。

出資比率
株式会社北海道日本ハムファイターズ
34.17%
日本ハム株式会社
32.91%
株式会社 電通グループ
16.67%
一般財団法人民間都市開発推進機構
16.25%

 

前年度の日本ハムの売上高は

前年度の日本ハムの売上高は1兆3000億円と発表されました。
純利益で280億円あります。
すごい金額ですよね。
昨年の日本ハムの事業は好調で、予想をかなり上回る収益を得ることができたようです。
この売り上げにはエスコンフィールドでのチケット販売に加えて、飲食やグッズの売上も貢献しています。

これだけの売上高があれば、全体的に見ればエスコンフィールドの600億円というのはそれほど負担になっていないのかな、という気がしました。

エスコンフィールドの建設費が回収できるのはいつ?

エスコンフィールドの建設費が回収できるのはいつなのでしょうか?

エスコンを運営している会社「ファイターズスポーツ&エンターテイメント」によると昨年度の売り上げは251億円でした(2023年)
前年度と比べると91億円増収になります。

売上の内容は「入場チケット」「広告収入」「物販収入」「試合がない日の来場者の飲食」となっています。

エスコンフィールドの試合がない日の収入源は

エスコンフィールドは試合がない日は無料で入れるようになっており、平均4,500人が来ています。
野球の試合がなくても飲食店は営業していて、多くの人でにぎわっています。

また、試合がない日はスタジアムツアーが30分毎に開催されており、多くの方が参加しています。
スタジアムツアーは参加費が2,300円で、一度に40人ほどが参加します。
この収益も大きいです。

そのほかにライブイベントや犬のイベント、バスケットボールの試合など、様々な用途で使われています。

これだけ売り上げがあったら、エスコンフィールドの建設費600億円の回収は早くできそうです。

回収までにかかる時間をざっくり計算してみます。

エスコンフィールドの年間収益の見積もり

エスコン建設費を回収するにあたり、エスコンフィールドの年間収益を見積もります。
以下の要素で計算してみます。

  1. チケット販売: 例えば、1試合あたりの平均チケット価格が5,000円で、年間70試合が開催され、1試合あたりの観客数が30,000人と仮定します。
  2. 飲食・グッズ販売: 1人あたりの平均消費額を2,000円と仮定します。
  3. スポンサーシップ・広告収入: 年間で10億円と仮定します。

エスコンフィールドの年間収益の計算

  1. チケット販売収益:

  2. 飲食・グッズ販売収益:

  3. スポンサーシップ・広告収入:

合計年間収益は、以下のようになります。

エスコンフィールドの建設費の回収年数の計算

収益は157億円で、ここから経費(人件費など)を引く必要がありますが、エスコンフィールドの経費は公表されていません。
ですので、はっきりとした数字はわかりませんが、年間130億円と仮定して計算します。

157億円-130億円=27億円

建設費600億円を経常利益27億円で割ります。

計算の結果、エスコンフィールド建設費を回収するのに約22年かかると見積もられます。
この計算はあくまでも仮定でおこなっていますので、実際にどうなるかはわかりません。
あくまでも予想での回収見積もりです。

2024年度の日本ハムファイターズは強いので、観客動員数も来年度にかけて増えることが予測されますよね。
この調子が続いていくと、予想よりも早く建設費を回収できるかもしれません。

エスコンフィールド北海道の新駅の建設費は

エスコンフィールド北海道の最寄駅として、JR千歳線に新駅が建設されることになり、2028年夏の開業を目指しています。
新駅の総工費(建設費)は約90億円です。
90億円の内訳は、JR北海道が4億5000万円、北広島市が85億5000万円(国の交付金などを活用)となっています。

新駅ができることで、エスコンフィールド北海道までのアクセスが飛躍的に向上し、徒歩4分で行けるようになります。
北広島駅からは徒歩20分なので、はるかに便利になることがわかります。

新駅の名前はまだ決まっていなくて「北海道ボールパーク駅(仮称)」となっています。

エスコンフィールド周辺のおすすめホテル

エスコンフィールドの周辺には、素敵なホテルや旅館がありますので、紹介します。

tower eleven hotel

この「tower eleven hotel」は、エスコンフィールド内にある球場ホテルです。
一度は泊まって、ここから試合を見てみたいものですね。

このホテルの総合評価は「4.00」です。評価詳細は こちら>>

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ホテルエミシア札幌

この「ホテルエミシア札幌」は、新札幌駅すぐのホテルです。
31階の高層階レストランがあり、大型スパ施設もあり、食事も美味しいと評判です。

このホテルの総合評価は「4.37」です。評価詳細は こちら>>

また、「ホテルエミシア札幌」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。

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「ホテルエミシア札幌」「ホテルエミシア札幌」は、北海道の新札幌駅の目の前にあります。ホテルエミシア札幌は、JR新札幌駅に隣接した高層ホテルで、地上31階からの雄大な景色を眺めることができます。高層階からの眺めは本当に圧巻ですよ!高級感あふれ...

新さっぽろアークシティホテル

この「新さっぽろアークシティホテル」は、新札幌駅直結のホテルです。
エスコンフィールド行のシャトルバス乗り場も近くにあります。

このホテルの総合評価は「4.45」です。評価詳細は こちら>>

また、「新さっぽろアークシティホテル」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。

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「エスコンフィールド」のまとめ

エスコンフィールドの建設費は600億円でした。
最新の施設、設備を導入しているので高額になっています。
建設費を負担をしているのはメインが日本ハムで電通と都市開発推進機構です。
電通はボールパーク構想をもとに、Fビレッジ、エスコンフィールドの建設に関わっています。

エスコンフィールド建設費を回収できるまでに何年かかるのか、売り上げと経費から予想してみると約22年でした。
ファイターズの人気が高まり、さらに強くなればもっと観客が増えるので、チケット売上やグッズ売り上げが増えて、建設費回収までの期間が短くなるかもしれません。

Fビレッジはまだ50%程度の出来て、いまも建設が続いています。
今後ホテルや病院、大学ができる予定でますます人の流れが多くなることが予想されます。

これからも北海道の観光スポットの1つとしてますます目が離せない地域となっていきますね。

そのエスコンフィールドと周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。

「エスコンフィールド」おすすめホテル3選
tower eleven hotel
北海道Fビレッジ内のエンターテイメントホテル。ご宿泊者様は天然モール温泉も利用可能/北広島駅よりシャトルバスにて9分。時刻表はFビレッジ公式サイトよりご確認ください。
コメント数 : 5
★の数(総合): 4.00
ホテルエミシア札幌
JR「新札幌駅」より徒歩3分!駐車場完備!地上115mの高さを誇る朝食会場からの絶景がお勧め/《JR》新札幌駅:徒歩3分 《地下鉄》新さっぽろ駅:徒歩1分 《車》札幌南IC・大谷地IC:約10分
コメント数 : 2536
★の数(総合): 4.37
新さっぽろアークシティホテル
新札幌駅(JR・地下鉄・バス)直結 ショッピングセンター・レストラン街もあり便利なコミュニティホテル/JR快速で新千歳空港より約28分、札幌駅まで約8分、地下鉄で大通駅まで19分
コメント数 : 2230
★の数(総合): 4.45
楽天ウェブサービスセンター

エスコンフィールドを訪れる際には、新札幌のホテルに宿泊するとアクセスが良く便利です!野球観戦を楽しんでくださいね。

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