エスコンフィールドの建設費は600億円かかっています。
北広島市にできた日本ハムファイターズの本拠地、エスコンフィールドは今すごい人気です。
建設前のマイナス予想を大きく裏切って、たくさんの人が来場して野球観戦やFビレッジを楽しんでいますね。
建設費(総工費)600億円はすごい金額です。
金額が大きすぎてピンときませんが、様々な仕掛けや工夫、最新装置が導入されているのでこの金額になっています。
エスコンフィールドの建設費は日本ハムがメインで負担しています。
他には個人社債、電通や都市開発推進機構も出資しています。
また、建設費を回収できるのは、はっきりとした時期は発表されていませんが、予測で計算してみると22年程度になりました。
今年は日本ハムファイターズは強くて、大活躍をしています。
この勢いで進めばエスコンフィールドの建設費回収も早まりそうですね。
この「エスコンフィールド」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
エスコンフィールドはFビレッジ内にある野球場です。
Fビレッジはまだ未完成で、現在は50%くらいの出来と言われています。
今後はホテルや病院が建設されていくことが決まっていますので、ますます人が集まってくることが期待できますね。
当初は北広島市にできてもアクセスが悪いから人が来ないだろうという予想でしたが、ふたを開けてみるとすごい数の人が来ています。
そんなエスコンフィールド、ぜひ一度行ってみてほしい場所です。
この記事では、エスコンフィールドの建設費はいくらなのか、負担をしているのは誰なのか、回収できるのはいつのなのか、などをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
エスコンフィールドの建設費は?
エスコンフィールドの模型です
エスコンフィールドの建設費は600億円と発表されています。
これは日本の野球場の中では2番目に高い建築費になります(1番は福岡PayPayドーム)
エスコンフィールドの建設費が高い理由は、様々な要因がありますが、開閉式の屋根があるのが大きいです。
これに大きなお金がかかります。
また、球場内にはホテルや、大型スクリーンや最新の音響システム、たくさんの飲食店が入るスペースもあり、かなり費用を使っていることが分かります。
さらに選手のケガ防止のために硬い人工芝ではなく、足に優しい天然芝を取り入れているのも費用が高くなっている要因の1つです。
実際にエスコンに行ってみると、前の本拠地だった札幌ドームと比べると全然違っていることに驚きました。
様々なことが規格外と言うか、そんなところまで作り込んでいるんだ!という驚きです。
こういうことがやりたかったんだな、そしてやりたかったことが実現できたんだな、という印象です。
エスコンフィールドを作るにあたって、周辺の道路整備や電気、水道などのインフラ整備にもかなりお金がかかっています。
その金額は約200億円と言われており、インフラ整備の費用は北広島が負担しているようです。
エスコンフィールドの建設費を負担しているのは?
エスコンフィールドの建設費600億円を負担しているのは、誰なのでしょうか?
400億円は親会社の日本ハムが負担しています。
そのうち200億円は個人向け社債を発行して、用意しました。
資金調達手段として、個人投資家向けの無担保社債「北海道日本ハムファイターズボンド」を発行したんですね。
エスコンフィールドの建設費は個人向け社債も負担している
日本ハムはエスコンフィールドの建設費調達の方法として、個人向け社債を販売しました。
初めての試みでしたが、やってみると大成功でファイターズボンドは、わずか50分で完売するほどの大人気。
ファイターズボンドはSBI証券で販売されました。
1口100万円からとなっています。
購入者には開幕戦がプレミアムエリアで観戦できるチケットのプレゼントがありました。
つまり、エスコンフィールドの建設費の3分の1は個人(投資家)が負担しているわけですね。
今回の個人向け社債がすごくうまくいったので、日本ハム側は「今後も機会があればやってみたい」とコメントしています。
新しい施設を作る時に、また社債が販売されるかもですね。
エスコンフィールドの建設費は電通と都市開発推進機構も負担
エスコンフィールドの建設費の残り200億円は電通、都市開発推進機構が負担しています。
建設費を負担している「電通」はエスコンフィールドに出資をしていて、ボールパークFビレッジの建設にも携わっています。
聞いたことがあるかもしれませんが「ボールパーク構想」というコンセプトがあり、その構想に基づいてFビレッジは建設されているんですね。
そのボールパーク構想をになっているのが電通です。
エスコンフィールドの株主出資比率は以下のようになっています。
出資比率 |
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前年度の日本ハムの売上高は
前年度の日本ハムの売上高は1兆3000億円と発表されました。
純利益で280億円あります。
すごい金額ですよね。
昨年の日本ハムの事業は好調で、予想をかなり上回る収益を得ることができたようです。
この売り上げにはエスコンフィールドでのチケット販売に加えて、飲食やグッズの売上も貢献しています。
これだけの売上高があれば、全体的に見ればエスコンフィールドの600億円というのはそれほど負担になっていないのかな、という気がしました。
エスコンフィールドの建設費が回収できるのはいつ?
エスコンフィールドの建設費が回収できるのはいつなのでしょうか?
エスコンを運営している会社「ファイターズスポーツ&エンターテイメント」によると昨年度の売り上げは251億円でした(2023年)
前年度と比べると91億円増収になります。
売上の内容は「入場チケット」「広告収入」「物販収入」「試合がない日の来場者の飲食」となっています。
エスコンフィールドの試合がない日の収入源は
エスコンフィールドは試合がない日は無料で入れるようになっており、平均4,500人が来ています。
野球の試合がなくても飲食店は営業していて、多くの人でにぎわっています。
また、試合がない日はスタジアムツアーが30分毎に開催されており、多くの方が参加しています。
スタジアムツアーは参加費が2,300円で、一度に40人ほどが参加します。
この収益も大きいです。
そのほかにライブイベントや犬のイベント、バスケットボールの試合など、様々な用途で使われています。
これだけ売り上げがあったら、エスコンフィールドの建設費600億円の回収は早くできそうです。
回収までにかかる時間をざっくり計算してみます。
エスコンフィールドの年間収益の見積もり
建設費を回収するにあたり、エスコンフィールドの年間収益を見積もります。
以下の要素で計算してみます。
- チケット販売: 例えば、1試合あたりの平均チケット価格が5,000円で、年間70試合が開催され、1試合あたりの観客数が30,000人と仮定します。
- 飲食・グッズ販売: 1人あたりの平均消費額を2,000円と仮定します。
- スポンサーシップ・広告収入: 年間で10億円と仮定します。
エスコンフィールドの年間収益の計算
- チケット販売収益:
- 飲食・グッズ販売収益:
- スポンサーシップ・広告収入:
合計年間収益は、以下のようになります。
エスコンフィールドの建設費の回収年数の計算
収益は157億円で、ここから経費(人件費など)を引く必要がありますが、エスコンフィールドの経費は公表されていません。
ですので、はっきりとした数字はわかりませんが、年間130億円と仮定して計算します。
157億円-130億円=27億円
建設費600億円を経常利益27億円で割ります。
計算の結果、エスコンフィールドの建設費を回収するのに約22年かかると見積もられます。
この計算はあくまでも仮定でおこなっていますので、実際にどうなるかはわかりません。
あくまでも予想での回収見積もりです。
2024年度の日本ハムファイターズは強いので、観客動員数も来年度にかけて増えることが予測されますよね。
この調子が続いていくと、予想よりも早く建設費を回収できるかもしれません。
エスコンフィールド周辺のおすすめホテル
エスコンフィールドの周辺には、素敵なホテルや旅館がありますので、紹介します。
tower eleven hotel
この「tower eleven hotel」は、エスコンフィールド内にある球場ホテルです。
一度は泊まって、ここから試合を見てみたいものですね。
このホテルの総合評価は「4.00」です。( 評価詳細は こちら>> )
このホテルの紹介記事はこちら>>
ホテルエミシア札幌
この「ホテルエミシア札幌」は、新札幌駅すぐのホテルです。
31階の高層階レストランがあり、大型スパ施設もあり、食事も美味しいと評判です。
このホテルの総合評価は「4.37」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「ホテルエミシア札幌」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
このホテルの紹介記事はこちら>>
新さっぽろアークシティホテル
この「新さっぽろアークシティホテル」は、新札幌駅直結のホテルです。
エスコンフィールド行のシャトルバス乗り場も近くにあります。
このホテルの総合評価は「4.45」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「新さっぽろアークシティホテル」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
このホテルの紹介記事はこちら>>
「エスコンフィールド」のまとめ
エスコンフィールドの建設費は600億円でした。
最新の施設、設備を導入しているので高額になっています。
建設費を負担をしているのはメインが日本ハムで電通と都市開発推進機構です。
電通はボールパーク構想をもとに、Fビレッジ、エスコンフィールドの建設に関わっています。
エスコンフィールドの建設費を回収できるまでに何年かかるのか、売り上げと経費から予想してみると約22年でした。
ファイターズの人気が高まり、さらに強くなればもっと観客が増えるので、チケット売上やグッズ売り上げが増えて、建設費回収までの期間が短くなるかもしれません。
Fビレッジはまだ50%程度の出来て、いまも建設が続いています。
今後ホテルや病院、大学ができる予定でますます人の流れが多くなることが予想されます。
これからも北海道の観光スポットの1つとしてますます目が離せない地域となっていきますね。
そのエスコンフィールドと周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
エスコンフィールドを訪れる際には、新札幌のホテルに宿泊するとアクセスが良く便利です!野球観戦を楽しんでくださいね。
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